うまくいかないひとの特長は、とにもかくにも行動が遅くて、考えかたの切り替えがすぐにできないことではないだろうか。

いつまでもズルズルとイヤな思い出を気にして、落ち込み、へこみ、さりとてなにか対策を取るかと思えばなにも取らない。

基本は「ダメだったら次」

僕は自分で事業をしているが、やったことの9割はダメだった。

ただ、やってみたことの1割が地味に仕事に効いていて、仕事が途切れにくい。

ならば「やってみる」を増やすことは良いことだと思っている。

なんで行動できないのか?

「行動せよ」とはよくいうが、実際にはなにをしたらいいかサッパリわからないこともあるだろう。

ただし、これに関しては大げさに考えすぎているひとが多いような気がする。

「ちょっとパターンを変えてみる」だけでも立派な行動

僕がよくやるのは、流行りそうなものを「ダメ元で」導入してみることだ。

「お金」はかけられないから、自分の「時間」をちょっとだけ使う。

たとえば1時間だけ使う

僕はエンジニアなので、技術の入れ替わりがすごく激しい。

毎日の作業で日々終わってしまうこともあるが、どうせ仕事をするのなら、ついでに

  • まだ使ったことのないツールを「ちょっとだけ」導入してみる
  • 下調べするついでに「ちょっとだけ」使ってみる
  • 「最初の1ヶ月は無料」などのツールを選ぶとさらにとっつきやすい

いずれも「がっつり」ではなく「ちょっとだけ」使ってみることだ。

役に立つかたたないかなんて、しばらく使ってみなければどうせわからない。

わからなかったら「一時停止」

やってみてエラーがでたり、検索してもどうにもわからないことがあったら、とりあえずそこで「一時停止」していい。

いずれにしても、ちょっとずつやることのコツは「一時停止してもよい」というルールで進めるのがよいと思う。

「一時停止」が有効な理由

なぜなら、一時停止しているあいだに、まとめブログの記事などが上がってきたり、バグフィックスされたり、もっと便利なツールが登場したりすることがあるからだ。

だから、1回目はコケても、2回目、3回目はスムーズにいったりするし、もっと便利な方法ができているかも知れないのだ。

ならばあとから追いつけばよいわけで、最初から完璧に動作させる必要もないわけだ。

「わからない」部分が「わかる」と、ひとに聞きやすい

あと、1回コケているのなら、どこがわからなかったかが自分でわかっているはずだ。

こうなると、くわしいひとにあったときにも質問しやすいし、聞かれたひとも教えやすい。

僕の息子に残すメモ

行動のコツは「ちょっとやってみる」ことと、「わからなかったら一時停止」してもOKなルールですすめてみるとよい。
そして、一番ダメなことは「なにもしない」ことだ。