しばらくブログを休んでしまった。

先に言うが、僕はメンタル問題からはほど遠いタイプの人間だ。

だが、結果的にはメンタルに障害を起こして会社に行けなくなった。

正確には「会社の目の前まではいけるのだが、会社のドアの前で一歩たりとも動けなくなる」という感じである。

絶対に、なにかが、おかしい。

僕は慌てて心療内科に電話をしたが、最速のところで2週間待ちだった。

で、診察結果は

おそらく「不安障害」ではないか、という結論になった。

処方された薬を飲んだ翌日、症状はウソのように改善された。

心療内科系にかかったひとならわかるだろうが、この手の病気はいつ再発するかわからない。

僕はすっかり行動が慎重になってしまった。

なぜ不安障害にかかったか?

いま思うに人間関係がズタボロだった。

社員は、僕がいない間に悪口を言いふらしていた。

それをわざわざ「(あなたの会社の社員が)あなたの悪口を言いふらしていたよ」と報告していただいたりして、実にメンタルが削られていく。

さらに採用したもうひとりの女性がなんともメンヘラ気質で、急に泣いて職場からいなくなって近所を探し回ったりと、実に疲れていた。

そんなこんなが重なってきたら、今度は僕が夜眠れなくなってきた。

そしてついに不安障害の発症である。いやはや。

不安障害のその後

僕の場合、処方された薬が合っていたせいかあっさり治ってしまったのだが、今後の行動はやはり慎重にならざるを得ない。

1ヶ月ほど自宅勤務をしたのち出社して、僕はふたつのことを行った。

STEP1
メンヘラ社員を予告解雇

諸悪の根源でしかない。事業悪化とか理由をつけて予告解雇した。日本は終身雇用で解雇規制があるとはいうが、それは大きな会社や公務員だけで、実際は予告すれば解雇できる。

STEP2
悪口をいっていたもうひとりの社員も予告解雇

メンヘラ社員を解雇してしばらく経ったのち、悪口社員も予告解雇した。つまり自分以外は全員解雇だ。なんということだろうか。でもスパイ活動のようなことをする社員なら要らない。

なんということだろう、僕は社員全員(といっても二人しかいないが)を解雇したのだった。

最初はとても困ったが

社員が僕ひとりになってしまったので、仕事は正直大変に困った。

だが、やってみたらそうでもなかった。

だんだん仕事が速くなってきて、追いついたのだ。

案外困ったのは経理だった。

いままで人任せにしていたので、なにもわからないのである。

だがこれも、最近のクラウド会計にして小口現金管理をなくしたら、思ったほど面倒ではなかった。

給料計算も、僕は役員報酬なので毎月固定だから計算する必要がない。

なんだ、これだけのことか?

これだけのことで、僕は嫌なひとを受け入れざるを得なくてメンタルを壊したのか?

嫌いなものを自分の中に入れてはいけない

嫌いなものを自分の中にムリに押し込めると、ものすごい不具合が出る、ということを経験した。

だから「我慢」とか四の五の言っていないで、嫌いなものは断ち切ったほうがいいこともある。

実際、僕はなんとかなって現在にいたる。

僕の息子に残すメモ

イヤなら切れ。たぶんそれは正解だ。
少なくとも、嫌だと思ったら関係を切れるか距離を置けるような社会的立場にいるのがベストだ。